総合型選抜(アクティブ・ラーニング)で合格

ALシートの準備について気をつけたこと

大学側が求める人物像と自分がこの大学を選んだ理由がマッチしていないといけないので、大学のアドミッションポリシーと絡めたり、プレゼンや面接でALシートの内容も聞かれるのでALシートとプレゼンの内容は一致させることを心がけたりしました。

いつ頃から準備を始めたか

夏休み中に総合型選抜を受けることを決めたので、夏休み明けからです。担任の先生にも驚かれましたが、一度決めたからには最後までやり抜いてみせると強く心に決めて、準備に取り掛かりました。

まだ準備ができていないという場合は、まず何から取り組んだ方が良いか

出願の仕方や時期、どのような書類をいつまでに準備するかをすぐ確認してください。
高校側で準備してもらう書類もあると思うので、その旨を先生に伝えて行動に移してみてください。
もちろん時間をかければかけるほど自分を知ることができ、大学側にもその思いを伝えられると思いますが、私のように直前に決めて準備を始めた人もいるので今からでも遅くないと思います。

プレゼンテーション+面接について

プレゼンテーションの資料づくりについて

まず入学後の目標から考えてからアドミッションポリシーと一致させたりALシートと関連付けたりしながら自己PRの内容を肉付けしていきました。
ゴール地点を明確に意識して内容を考えると簡単でかつ要点がわかりやすいプレゼンテーションの流れになると思います。
私はデザインを考えることや細かい作業が好きなので、画用紙を切り貼りしてポップな資料にしました。食べ物や栄養素を想像した時に暖色のイメージがあったので、オレンジや黄色を使いました。文字はなるべく大きく必要な情報だけに絞りました。

プレゼンテーマ「自己PRおよび入学後の目標」について

自己PRでは、高校二年生の時から2年間、クラスの副委員長を務めていた中で得たことや長所のエピソードとして盛り込みました。
入学後の目標は、将来やりたいことを述べた後に、大学のパンフレットに載っている授業の中で興味のあるものを取り上げ、どうしてもこの大学に入学したい、ということが伝わるようにしました。

プレゼンテーションの練習について

プレゼンの練習は、1年生のころから進路や人間関係について相談していて私のことを理解してくれていた学年の先生に協力していただきました。
自分の長所に関するエピソードや、入学後の目標は具体的に話すことが大切というアドバイスをいただきました。
特に入学後の目標は女子栄養大学でこんなことをして、将来このように活かしたいというような内容にすると意欲的なことが伝わり好印象だと思います。

プレゼンテーションで特に意識した事

短い時間の中で自分自身を売り込むのは大変です。そんな中でも具体的な体験を盛り込み、相手に分かりやすいプレゼンを目指しました。
資料を作る段階で「ここ突っ込まれるだろうな」「こういう質問をされたらどうしようか」とシミュレーションをしておくと良いと思います。

質疑応答や面接での質問

学校を知ったきっかけと志望動機のような基本的なことから、プレゼンの内容である自分の長所についての具体的なエピソードや、具体的にやりたいことを聞かれました。
また、「コロナ禍において食生活はどのように変わったか」というようなタイムリーな質問もありました。
新型コロナウイルスは日本では2020年3月頃から感染者が急増していったのですが、私は2021年に総合型選抜入試を受けたので、コロナに関する質問はされないだろうと推測していたのでびっくりしました。
この質問については、自粛期間中、両親がいない間兄弟の朝食や昼食を作っていたので、料理の頻度が増えたと答えました。その後「具体的にどのようなものを作ったか」という質問があり、レシピサイトを参考に自分一人では作ったことのない親子丼や天津飯などを作る機会が増えたということを伝えました。
プレゼンの内容からは確実に質問されるので、自分の考えについて具体的に述べられるように対策することはもちろん、食に関連した時事問題も少し押さえておくと安心です。

課題解決型レポートについて

食・栄養・健康などの知識はどのように付けたか

過去問を解く中で具体的な提案ができるように、家庭科の教科書や栄養学に関する本を図書館で借りて食品の栄養素についての知識を身につけました。
ただ教科書や本を読むだけでは知識は身につかないので、過去問などを解いて文章化し、アウトプットすることが大切だと思います。

練習に使った題材

女子栄養大学のHPに掲載されている課題解決型レポートの過去問題だけでなく、指導していただいた先生に家庭科の教科書に載っているグラフを選んでもらい、何が問題か、どのように解決すべきか自分でまとめていました。

練習方法について

一度自分で過去問題を解き、それを見せて指導していただいた先生にアドバイスをもらっていました。
先生からは、課題を明確に書く、ということは何度か指摘されました。
例えば「食料自給率の低さ」を課題として取り上げた時に、どのような点が問題なのかを具体的にそして明確にすると良いとアドバイスをいただいたのが印象的でした。

入学前までにやっておいた方が良いこと

私は、女子栄養大学が出版している本を読み、大学生活に向けてモチベーションをあげていました。
大学の勉強に関連した本である必要はないので時間がある時に読書しておくと良いと思います。

高校生にの皆さんにエール

日々の勉強お疲れ様です。大学受験は人生の中でも大きなイベントだと思います。
当たり前ですが初めては1回しかありません。
初めてのことを楽しんでやる!という気持ちで気負わずに頑張ってほしいです。