公募推薦入試で合格

小論文

主に過去問題集を使用しました。自分が志望する学科だけでは問題数が限られてしまうので、似たような問題であれば他の学科や短期大学の問題も解くようにしました。解いた問題は国語と家庭科の先生2人に添削をお願いし、内容面と文法面両方のチェックをしていただきました。本来ならばその添削に沿って書き直しをすべきなのですが、対策の時間が少なかったため、質より量を意識して数をこなし、書き方や流れをつかむようにしました。
小論文の方が面接と比べ苦手意識があったため、書店で売っている小論文対策本を読み、文の組立て方やコツ、採点者の見る点を知りそれを意識して書くようにしました。「栄養と料理」も読み、最近の話題、問題について知り、そのテーマが出ても小論文が書けるよう情報収集を行いました。
文の語尾は論文のため、「だ、である」調に統一しました。賛否など立場が2つに分けて述べる場合は、両方の立場から意見を述べることで、より説得力をつけることができると思います。

当日は、今まで練習してきた要約の問題ではなかったため、自分で決めていた字数のバランスが崩れてしまい、文を書き始めるまでに時間がかかってしまいました。そのこともあり、書き終えたのは終了の3分前というギリギリの時間になってしまいました。過去問題にあったからといってそのままあてにするのではなく、状況が変わっても対応できるよう対策をすることが重要だと思います。

面接

面接官3人に対し受験者1人で行います。入室すると面接官が荷物や場所など誘導してくれるので中での行動は心配しなくても大丈夫です。
注意した点は以下の通りです。
面接は第一印象がとても重要となってきます。そのため、話し方だけではなく姿勢や態度、例えば歩き方にも気を付けました。
面接官は1人ずつ質問を投げかけますが、答える時はその人だけでなく他の2人にも視線を向けながら答えるようにしました。
答えは考えた文をそのまま暗記するのではなく、ポイントをまとめるようにしました。話す時にそのポイントをつなげることで、暗記することで起きる言葉のつまりや棒読みを防ぐことができます。

 

当日実際にされた質問
・なぜ女子栄養大学にしたか。他の大学でない理由は。
・なぜ専門学校ではないのか。
・女子栄養大学を知ったきっかけは。
・この学科に志望した理由は。
・学園内留学希望か。
・食文化発表会には来たか。
・推薦書に関する確認と質問
・将来の夢は。
・大企業と小企業、どちらで働きたいか。
・高校生活で大変だったこと。それをどのように乗り越えたか。
・好きな料理、得意料理は何か。

 

この中で推薦書に関する質問は、可能であれば軽く目を通した方が答えやすいかもしれません。難しい場合は自分が先生に伝えた志望動機を思い出しまとめた方が良いと思います。 ホテルなどの大企業、カフェなどの小企業どちらで働きたいかという質問は、将来の夢の答えから派生した質問です。このように派生する質問が多くあるため、1つの質問に対して長く答えず、2~3文程度で簡潔に答えた方が良いと思います。

受験生に一言

試験対策で何より大切なのは、練習をして慣れることです。そのため、わずかな休み時間・隙間時間を有効に利用することが重要です。そして過去問題に囚われすぎないように注意してください。
また、1人で対策することも良いですが担任の先生や担当の先生との意思疎通をすることも忘れないようにしてください。 短い時間でしたが、皆さんの助けに慣れていれば幸いです。入学後、お会いできることを楽しみにしています。